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家族葬における喪主は、お葬式の責任者の役割を担っています。
喪主を決める際には、なるべく故人に近しい存在の者であることが大事な考慮要素になります。

一般的には、配偶者や子どもが務めることが多いとされています。また、故人が生前に指名していた場合は、その意向に従います。

家族葬において喪主が気をつけるべきマナーとして、以下の2点が挙げられます。

まず1点目に、葬儀の事前準備についてです。
亡くなられた方との別れを惜しむ間もなく喪主は葬儀の準備に取り掛からなければならないのですが、まずは葬儀に参加してほしい人を検討し、連絡を入れましょう。家族葬は近親者のみが参加するものであるため、皆が参列できるよう努める必要があります。葬儀に参加してほしい人を検討するうえで、呼ぶべきか否か迷った場合には、必ず呼ぶことをお勧めいたします。葬儀が終わった後に、呼ばれなかった人とのトラブルを回避するためです。
また、葬儀に呼ぶ親族はもちろん呼ばない親族や故人と近しい関係にあった人には、亡くなったことと家族葬を行う旨を知らせますが、このことにより葬儀当日に思わぬ参列者が訪れる場合があります。葬儀当日に席や返礼品が足りなくならないよう、少し多めに用意しておく必要があるといえます。
葬儀の日程が近づいたら、葬祭業者と当日の確認をする必要があります。例えば、お通夜に訪問する弔問客の確認や、当日のスケジュールなど責任者として全ての項目を確認する義務があります。したがって、葬儀が始まる数時間前に葬儀場へ向かわなければなりません。

2点目に、葬儀中に関することです。喪主は葬儀の中で読経をしていただく僧侶を迎え、参列者に挨拶をする役目があります。

家族葬で執り行う予定であったとしても、思わぬ参列者が訪れるケースは少なくありませんから、参列者への挨拶は事前に準備しておく必要があるといえます。

また、挨拶は来ていただいた弔問客に対してするものであり、言葉に死に関連するような言葉を避けなければなりません。

わざわざ時間を割いて参列してくださる参列者に対し、最後まで礼儀を忘れずにしましょう。

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